放送大学環境研究会

 

最先端技術見学会:バイオマス in 岡山
日   時 2006年10月27日 13:00~17:00
場   所 岡山:真庭市
見学場所 ●銘建工業:木質バイオマス事業
●NEDO三井造船バイオエタノール実証研究施設
テ ー マ 『バイオの最先端技術』
銘建工業:木質バイオマス事業(ゼミ生のレポート)
【木質バイオマス発電】: 銘建工業では、自社工場から排出されるかんな屑やヒノキの皮を利用して自社発電を行なっています。これにより、廃材を自家消費した上に、工場の所要電力を100%まかなっており、「ごみを出さない」「化石燃料に頼らない」を早くから実現しております。余剰電力は電力会社に販売しており、バイオマスエネルギーの環を着実に広げています。

【木質ペレット製造】: 木質ペレット燃料は、おが屑やかんな屑などの製材廃材や林地残材、古紙といった木質系の副産物、廃棄物を粉砕、圧縮し、成型した固形燃料のことです。長さは1~2cm、直径は6、8、10、12mmが一般的で、最大25mmまで製造することができます。家庭での利用に対しては、6mmのものが最良の燃焼状態を実現できるとしてスウェーデンで推奨されています。木材の成分であるリグニンを熱で融解し固着させることで成形しますので、バインダー(接合剤)の添加は一切必要ありません。
NEDO 三井造船バイオエタノール実証研究施設(ゼミ生のレポート)
本実証施設は、NEDO技術開発機構との共同研究として、国内有数の林産資源生産地である岡山県北部(真庭地区)において供給される未利用の林産資源を主原料として、木質系バイオマスを糖に変換後、vtt(フィンランド)が開発した酵母を用いて発酵、精製しエタノールを製造する技術を実証するものです。精製したエタノールは三井造船が開発した浸透圧原理を用いたケイ素とアルミニウム、ナトリウム、酸素を主な組成とする珪酸塩鉱物によって構成されるゼオライトの膜により無水化され、利活用されます。

現在注目されている地球の温暖化対策の一つとして、ガソリンにエタノールを3%混ぜた燃料が注目されており、運輸部門におけるco2排出量の削減効果が期待されています。

三井造船では本事業を通して、効率的プロセスと商業設備としてのコストの低減化を確立し、本技術の実用化を目指します。このことにより、現在未利用あるいは熱源程度の利用にとどまるバイオマス資源から貯蔵、搬送し易い液体燃料を製造することができ、バイオマスの新たな市場開拓を行うことが可能となります。

■ [実証設備の概要] 設置場所 岡山県真庭市中原324-10 真庭産業団地内 施設名称 三井造船 真庭バイオエタノール実証プラント バイオマス処理量 日処理量  最大2トン/日(原料) エタノール製造(予想量) 250kg/日(無水エタノール)
備   考 岡山での鈴木ゼミ開催にあわせ、ゼミを卒業された先輩の手配にて、真庭市の木質バイオマスを見学。真庭市の職員の皆様、銘建のスタッフの皆様、三井造船の研究員の方々には大変お世話になりました。改めて心よりお礼を申しあげます。
真庭木質バイオマスプラント 銘建工業:木質バイオマス事業前で 三井造船バイオエタノール実証研究施設前で


copyright(c) 放送大学環境研究会 ,all right reserved. 無断転載を禁止します